2025年1月13日午後9時19分、宮崎県で震度(しんど)5弱の地震(じしん)がありました。この地震について、気象庁(きしょうちょう)は同じ日に特別な会議(かいぎ)を開きました。南海トラフ地震(なんかいトラフじしん)との関係(かんけい)を調べた結果(けっか)、今回の地震が南海トラフ地震を起こしやすくするものではないと発表しました。

1週間は地震に注意して

気象庁は、「揺(ゆ)れが強かった地域では、これから1週間くらいの間、最大(さいだい)震度5弱くらいの地震に注意してください」と呼(よ)びかけています。また、「南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないことを忘れず、普段(ふだん)からしっかりと地震への準備(じゅんび)をしておきましょう」と話しています。

地震の詳しい原因(げんいん)

今回の地震は、地面(じめん)の中で大きな力がかかり、岩(いわ)がずれ動(うご)くことで起きました。この地震の大きさはモーメントマグニチュード6.7と計算されました。南海トラフ地震の基準(きじゅん)に当てはまる条件(じょうけん)にはならないため、南海トラフ地震に直接(ちょくせつ)つながるものではないとされています。

南海トラフ地震への備え(そなえ)が大事

南海トラフ沿いでは、マグニチュード8から9の大きな地震が30年以内に起きる確率(かくりつ)が70〜80%と高いと言われています。気象庁はこれからも、南海トラフ沿いの地震活動(じしんかつどう)を注意深(ちゅういぶか)く見守っていきます。

ことば:モーメントマグニチュード

地震(じしん)の「強さ」を表す数字だよ!地震がどれくらい大きな力で地面を揺らしたのかを測るんだ。

たとえば、地球の下には「プレート」という大きな板みたいなものがあるんだけど、それが動いたりぶつかったりして地震が起こるんだ。そのときの「どれくらい力を使ったか」を計算して出すのがモーメントマグニチュードなんだよ。

数字が大きいほど地震の揺れも強くて、たとえば「マグニチュード6」より「マグニチュード7」のほうが、10倍くらい力が強いってことになるんだ!だから、この数字を見れば、どれくらい大きな地震だったかがわかるんだよ。

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ともすた編集部

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