11月18日の夕方、大分市で大きな火事がありました。火は家や山に広がり、19日朝の時点で170棟以上の建物が焼けてしまいました。焼けた広さはおよそ4万8900平方メートルで、学校のグラウンド約60個分にあたります。
火は少しずつ弱まってきていますが、今も白い煙が出ていて、消防士たちが一生けんめい火を消しています。
自衛隊も消火活動に参加
大分県は、自衛隊に助けを求めました。自衛隊はヘリコプターを使って、空から火の様子を調べたり、水をまいて火を消そうとしたりしています。
総理大臣らも、「被害を受けた人たちの生活を元に戻すために、できるかぎりの支援をする」と話しています。
火事の被害と避難
この火事で、76歳の男性とまだ連絡が取れていません。また、50代の女性がのどにやけどをして、病院に運ばれました。
近くの人たち170人は、火から逃げるために、公民館という建物に避難しています。県や市は、この人たちが安心して過ごせるように、さまざまな支援を考えています。
火事が大きくなった理由
この日は風が強く、雨も少なかったため、火がどんどん広がってしまいました。空気がとても乾いていたため、火がつきやすい状態だったのです。
気象台は、「これからもしばらくは空気が乾いた状態が続くので、火の取り扱いに注意してください」と呼びかけています。
