インドの首都ニューデリーでは、ひどい大気汚染を少しでもよくするために、「人工の雨」をふらせる実験が行われました。
この実験は、インド工科大学とデリーの政府がいっしょに行ったものです。飛行機から特別な薬をくもにまいて、雨をふらせようとしました。雨がふれば、空気中のよごれをきれいにできると考えたからです。
でも、今回の実験では雨がふらず、空気のよごれもそのままでした。
ニューデリーの大気汚染は、1年中とてもひどいのですが、気温がさがる10月から2月にかけて、もっと悪くなるそうです。
専門家の中には、「人工の雨では本当の解決にはならない」と言う人もいます。それでも、政府はこれからも実験を続ける予定です。
 

