テレビなどの家電メーカーである「パナソニック」こと、パナソニックHD(ホールディングス)は、2025年から2026年にかけて、世界中であわせて1万人の社員(しゃいん)をへらすことを発表(はっぴょう)しました。
これは、22万8000人が働いているパナソニックにとって4%もの人たちを減らすという大きな決断です。
なぜ人をへらすの?
パナソニックは、「もっと生産性(せいさんせい)を上げて、効率(こうりつ)のよい組織(そしき)にしたい」と言っています。社員ひとりひとりが、よりよい働き方(はたらきかた)をするために、仕事のやり方や会社の仕組(しく)みを見なおすそうです。
また、お金もうけがむずかしい事業(じぎょう)は終(お)わらせたり、会社の場所をまとめたりもする予定(よてい)です。
将来(しょうらい)のもくひょう
パナソニックは、2026年度には2024年度よりも1500億円(おくえん)以上(いじょう)もうけをふやして、6000億円以上の営業利益(えいぎょうりえき)を出すことを目指(めざ)しています。
ちなみに、ことし2月には、家電(かでん)やエアコンをつくっている大きな子会社(こがいしゃ)「パナソニック」を3つの会社に分(わ)けるという発表もありました。
パナソニックは、むずかしい時代(じだい)でも前に進むために、大きな変化(へんか)をしようとしています。