病院びょういんに行くときに窓口で見せる健康保険証けんこうほけんしょうの仕組みが、新しくなりました。これまでみんなが使っていたカード型の保険証は発行されなくなり、その代わりにマイナンバーカードというカードを保険証として使うマイナ保険証の仕組みが12月2日から本格的ほんかくてきにスタートしました。マイナンバーカードを持っていない人には、資格確認書しかくかくにんしょという特別な書類が配られるので、それを使えばこれまで通り病院で診察しんさつを受けることができます。

どうしてこのマイナ保険証に変えるのでしょうか。国の人たちは、これを使うととても便利になると説明しています。たとえば、これまでにどんな薬を飲んでいたかという記録きろくを、お医者さんがすぐに見られるようになります。そうすれば、違う病院に行っても同じような薬が何度も出されてしまうのを防ぐことができて、みんなの体を守ることにつながるからです。病院にある機械きかいにカードを置いて、顔を見せたり暗証番号あんしょうばんごうを入れたりして使います。

でも、新しい仕組みに変わることで、不安を感じている人もいます。病院の機械がうまく動かなかったり、登録されたデータが間違っていたりするトラブルが起きているからです。そのため、今持っている古い保険証も、すぐには使えなくなるわけではありません。特別に、来年の3月の終わりまではそのまま使えることになっています。もしマイナ保険証で何かトラブルがあっても、高いお金を払わされることはないので安心してくださいね。

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ともすた編集部

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