11月12日、太陽の表面でとても大きな爆発がいくつも起きました。この爆発は「太陽フレア」とよばれる現象で、地球のほうへ高速でガスが飛んできているそうです。今日の夜から影響が出るおそれがあります。
11日午後7時4分ごろ、太陽の北西の黒点がたくさんある場所で、X5.1クラスというとても強い爆発が起きました。その前の9日と10日にも、少し小さいけれど強いフレアがあったそうです。これらの爆発で出たガスや高いエネルギーをもつ粒子が、すでに地球の近くに届いているとのことです。
今後1日から2日のあいだに、さらに多くのガスが地球に来ると見られています。そのため、宇宙の環境や電波、地磁気などが乱れるかもしれません。
NICTは、GPSの位置が少しずれたり、短波を使う通信が届きにくくなったり、人工衛星の動きに影響が出るおそれがあるとして、注意するよう呼びかけています。
