台湾ってどんなところ?
台湾は、日本からも近くて自然が豊で食べものもおいしい、とても魅力的なところなんだ。
台湾は中国の東にある小さな島で、人口は約2,342万人(2024年1月時点)
面積は九州より少し小さいくらいなんだ。
台湾の人たちは親切で、日本とも仲がいいんだよ。
- タピオカミルクティー
- マンゴーかき氷
- ルーローハン
など、みんなが大好きな台湾発祥の食べものもたくさんあるんだ。
それに、歴史あるレトロな街なみやパワースポットもあって、観光地としてとても人気なんだよ。
だから、台湾は歴史的な文化や建物にふれながら、グルメやアウトドアを楽しめるとあって、日本からの旅行客もたくさんいるんだよ。
台湾は国じゃないの?
昔、台湾は、「中華民国」という国名で原住民の人たちが生活をしていたんだ。
この時、おとなりの中国大陸では…
・「毛沢東さんがひきいる共産党」
・「蒋介石さんがひきいる国民党」
という2つの勢力によって、どちらがリーダーになるかを争っていたんだよ。
長い争いのうち、勝った毛沢東さんが「中華人民共和国(いまの中国)」をつくり、まけた蒋介石さんは1949年に「中華民国(いまの台湾)」ににげこんできたんだ。
これが、中国が2つに分かれちゃう原因になって、おたがい「じぶんたちが正統な中国だ」と主張するきっかけになったんだ。
大きな変化がおこったのは、1971年に国連が中国のだいひょうは中華人民共和国だとみとめたことなんだ。
1972年に、日本も中華人民共和国と国交を正常化することになったよ。
けれど、この時、中華人民共和国から「中華民国とは国交をむすばないようにしてくださいね」とおねがいされたんだ。
それで、日本は中華人民共和国の言いぶんを丸のみしないで、尊重するかたちをとったんだね。
中華民国とは、国交はたつけれど、おたがいに仲よくやっていこうねとなったんだよ。
もともと原住民の人たちが生活していた台湾からしたら、蒋介石さんが台湾ににげこんできてから、すでに70年以上たっているんだ。
いまでは、中国の大陸とあまり関係のない、台湾でうまれて生活している人がたくさんふえてきているよ。
だから、台湾として独立したい気持ちはあるけれど、中華人民共和国の人たちは台湾もじぶんたちの一部とかんがえているから、それはとてもむずかしいことなんだね。
日本と台湾とのつながり
台湾と日本は、昔から深いつながりがあるんだ。
日清戦争が終わったあとの1895年から1945年までの50年間、台湾は日本が治めていたんだ。
日本が治めていたあいだは…
・学校をつくったり
・病院をつくったり
・鉄道を整えたり
などのインフラ整備をしていたんだ。
その影響で、台湾では今でも日本と関係がある場所や文化がたくさん残っているんだよ。
たとえば、台北駅やきゅうふんといった建物や街なみは、日本が関わったものだよ。
とくに、きゅうふんというところの街なみは、観光客に人気のスポットになっているんだ。
それに、台湾のお年よりの中には日本語がはなせる人もいるんだよ。
だから、台湾と日本は昔からのつながりが今でも続いているんだよ。
今の台湾
今の台湾は、日本ともとても仲がよくて、助けあっているんだよ。
台湾は、みんなで話しあって、選挙でリーダーをえらぶことができるんだ。
それに、台湾の人たちは日本のことが好きで、困ったときはおたがいに助けあっているんだよ。
たとえば、東日本大震災のとき、台湾の人たちは日本のためにたくさんのお金を寄付してくれたんだ。
ぎゃくに、台湾が台風や地震がおきて大変なときは、日本も寄付をしたり、助けに行ったりして、支えあったんだよ。
だから、台湾と日本は困ったときも助けあえる仲なんだね。
まとめ
台湾は、日本から飛行機にのって4時間くらいでいける身近なところなんだ。
しょうらい、旅行や留学先として訪れることがあったら、台湾のステキな景色や文化にもふれてみてね。