今の日本では、国会で多数を占(し)めている自民党の党首(とうしゅ)が、首相(しゅしょう)になるよ。
候補者(こうほしゃ)たちが9月27日の開票日に向けて、どんな国にしたいか自分の思いをテレビでも話しているよね。
自民党総裁(じみんとうそうさい)ってなに?
ニュースを見ていると「自民党総裁」(じみんとうそうさい)という言葉をよく聞くけど、みんなはこの言葉の意味を知っているかな?自民党総裁は自由民主党(じゆうみんしゅとう)という政党(せいとう)の党首(とうしゅ)ポスト、つまり自民党(じみんとう)のリーダーのような存在だよ。
内閣総理大臣(ないかくそうりだいじん)は 日本の内閣(ないかく)の首長(しゅちょう)で、国の大切なことを考えたり、行政(ぎょうせい)を指揮(しき)したりするよ。内閣総理大臣は新聞の記事などで「首相」(しゅしょう)と表記されることが多いよ。
また、日本にはたくさんの政党(せいとう)があるけど、首相を出している党を(与党)と呼ぶんだ。政権をになっていて、議会(ぎかい)で一番多くの席をもっているのが特徴。
自民党総裁がどうして総理大臣になるの?
現在の日本では国会で自民党が一番多く議席(ぎせき)をもっているから、自民党の総裁を選ぶことは日本の首相を選ぶことになるんだよ。
内閣総理大臣を選ぶ選挙に参加できるのは国会議員だけで、国民全員が参加できるわけではないんだ。国会議員の多くが自分の政党の党首に投票するから、議席数の多い政党の党首が総理大臣に選ばれることがほとんどなんだ。
総理大臣になるには、まずは国会議員にならないといけないんだ。そして、自民党の議員の場合、同じ党の国会議員20人から推薦(すいせん)してもらう必要があるよ。一生懸命働いたり、自分がどんな国にしたいかみんなに思いを伝えたりして、内閣総理大臣にふさわしいと思ってもらう必要があるんだ。そのあと、内閣総理大臣指名選挙に立候補(りっこうほ)して、半分以上の票(ひょう)をもらえたら、内閣総理大臣に指名されるよ。