お家の人とニュースを見ていると「円高」や「円安」って聞いたことがあるよね。でも、円高と円安って、よくわからないと思っているんじゃないかな?
円高でも円安でも、それぞれ良いことと悪いことがあって、どちらが良いということはないんだよ。ただし、円高と円安のちがいを分かっていないと海外旅行に行ったときに損してしまうこともあるから注意してね。
ここでは、円高と円安の良いこと・わるいことを紹介しているから、最後までしっかり読んでお金の価値に詳しくなろう!
円高、円安ってなんだろう?
ちがう国のお金をどうやってつかうの?
外国の人は、円ではなく「ドル」や「ユーロ」といったお金をつかっている。外国のものを買うには、円と相手の国のお金を交換しなければいけないんだ。これを「外国為替(がいこくかわせ)」というよ。
そして、いくらのお金でいくらのお金と交換できるかというのは、おたがいの国の調子の良さ(経済状況)で、かわるんだ。これを「為替レート」といい、それぞれの国は自分の国が損をしないように外国のお金を交換しているんだ。
円高ってなに?
円高とは、外国のお金とくらべて「円のねうちが高くなること」なんだ。人気があって円をほしい人がたくさんいると、円高になっていくんだよ。
たとえば、1ドルが100円のねうちだったら、100円でおかしを1つかえることになる。これが円高になると、1ドルが50円のねうちになったりする。すると、同じ100円でもおかしが2つかえちゃうってことなんだ! 同じおかしが、100円で1つかえたところを、100円で2つかえたらすごくうれしいよね。
でも、お店の人は100円で2つかわれてしまうから損をしてしまって悲しいね。「円のねうちが高くなる」ってことは、外国のモノのねうちが下がるってことなんだ。
逆に円安は、外国のお金とくらべて「円のねうちが低くなること」ということだよ。
円高になるとどうなるの?
円高の良いこと
- 外国の商品を安くかえるようになる
- 海外旅行に安いお金で行くことができる
- 外国の学校にかようためのお金が安くなる
円高のわるいこと
- 日本の商品のねうちが高くなるので外国でうれにくくなる
- 日本の商品が売れにくいので、外国へ商品をうっている会社のもうけがへってしまう
- 日本へくる外国人の旅行者が少なくなるので、お店のもうけやお仕事がへってお店の人がこまる
円安になるとどうなるの?
円安の良いこと
- 日本の商品が安くなるので、外国にうれやすくなる
- 日本への旅行が安くなるので、外国人旅行者がふえて、お店のもうけがふえる
- 外国に商品をうっている会社のうりあげが上がりやすくなる
円安のわるいこと
- 外国の商品を日本でかうときのお金が高くなる
- 外国からかっている、たべものや生活用品が高くなる
- 海外旅行に行くお金が高くなる
まとめ
外国のお金とくらべて、日本の円が人気かどうかで円安と円高は決まるんだ。
- 円安→円をほしい人がへっていて、人気じゃないとき
- 円高→円をほしい人がたくさんいて、人気のとき
円高、円安になると、それぞれ良いこととわるいことがあって、どちらがよいということはないよ。