熱帯低気圧

読み:ねったいていきあつ

主に暖かい海の上で発生する、低気圧(ていきあつ)の一種です。低気圧とは、空気の圧力が周りよりも低い場所のことです。熱帯低気圧は、温かい海水が蒸発して空気中に水蒸気(すいじょうき)がたくさん集まり、その水蒸気が上昇することで発生します。

熱帯低気圧は台風よりも弱いですが、まだ強い風や大雨をもたらすことがあります。もし熱帯低気圧がさらに発達して、風が強くなっていくと、台風に変わることがあります。逆に、陸に近づいたり、冷たい海に入ったりすると、だんだん弱くなり、普通の低気圧や雨雲に変わっていきます。

熱帯低気圧は、日本では主に夏から秋にかけて発生します。台風ほどではありませんが、強い風や雨が予想されるときは、ニュースや天気予報に注意して安全に過ごすことが大切です。

関連用語