7日、国連(国際連合)の緊急特別会合が開かれ、「国連人権理事会」のロシアの資格を停止する投票が行われました。
全部で193カ国が投票し、賛成が93カ国、反対が24カ国。その他、投票をしない「棄権」と「無投票」がそれぞれ58カ国と18カ国でした。これにより、賛成が反対の3分の2以上になったため、ロシアの理事国停止が決まりました。
これは、ロシアとウクライナの戦争を「ロシアの責任だ」ということを国連として示すためのもので、また賛成をした国と賛成をしなかった国(反対、棄権、無投票)の国が、ロシアに対して味方をしているのか、そうでないのかをはっきりさせる目的がありました。
なお、ロシアはその後、自分から理事会から離れる「離脱」を表明。理事会には復帰ができなくなりました。
国際連合ってなに?
国際連合(国連)は、1945年に世界の各国が集まってできた機関。第二次世界大戦の反省を踏まえて、世界の平和や安全を守るために活動しています。