どうしてお金が新しくなるの?

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2021年11月1日から、新しい500円玉が作られるようになりました。もう手に入れられた人もいるのではないですか?

2024年頃には、お札も新しくなることが発表されていて、日本のお金は新しくなっていきます。ではなぜ、こうして新しいお金が作られていくのでしょう? 大きな理由の1つは「偽造防止」です。

にせもののお金を作る事を防ぐ

前の記事でご紹介したとおり、お札には複雑なもようが描かれています。これは、にせ者のお金を作る(偽造ぎぞう)のを防ぐため。

お金というのはにせ者が作られてしまうと、「ただでお金が作れてしまう」ということ以上に、国が壊れてしまいかねないほど、非常に大きな問題になってしまいます。今実は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)という国では、このにせ札作りが問題になっていて、国としても頭を悩ませているところです。

日本でも、このような問題が起こってしまうと大変大きな問題であるため、絶対に防がなければなりません。

前の記事ではお札にさまざまな工夫がされていることを紹介しましたが、実は500円玉にもさまざまな工夫がされていました。前のものにも、「500」という数字のゼロの中に非常に細い線が刻まれていたり、横の溝が斜めに掘ってあったりなど、簡単には真似できないような当時の最新の技術が詰め込まれていたのです。

しかし、時代が進むとにせ者のお金を作ろうと考えている犯罪者も研究が進んでしまい、それらの技術を盗んだりできるようになったりしてしまうかも知れません。そこで、お金自体を作り替えてしまって、さらに新しい技術を詰め込んで、にせ者を作りにくくしているのです。

新500円玉に込められた最新技術

財務省より引用

新しい500円玉は、一目で分かる違いとしては真ん中とまわりの色が違っています。これは、2種類の違う金属をサンドイッチのように挟み込んで作られていて、単なる金属の加工では作れないほど難しい技術で作られています。

バイカラー・クラッドのイメージ図
財務省より引用

さらに、横の斜めギザギザも進化。幅がバラバラのギザギザが一部分に入るようになっています。そして、非常に高い技術力がなければ刻めないような小さな文字で「JAPAN」「500YEN」といった文字も刻まれているなど、現在の最新技術を用いて、さまざまな工夫がされています。

財務省のページで、是非詳しくチェックして、貰えるチャンスがあったらじっくり確認してみてください。

景気の対策

お金を作り替えるのは偽造を防ぐことの他に、「景気対策」という面もあります。

「景気」というのは、簡単に言えば「私たちがお金をたくさんもらって豊かな生活ができる」というのが「景気が良い」という状態。日本としては、この景気をできるだけ良くしていきたいのです。

そこで、新しいお金を発行します。新しいお金の発行には、国のお金(=税金)がたくさん必要ですが、これをお金の偽造を防ぐ技術を開発する会社や、生産する会社に仕事としてお願いすることができるわけです。

技術者達は、日夜偽造を防ぐための技術を研究・開発していますので、今後もしっかり研究をしてもらうためにも、それを活かせるチャンスが必要です。新しいお金を作るには、国のお金(=税金)が必要ですが、税金をしっかり上手に使って、日本の技術力を高めているというわけです。

さらに、新しいお金が発行されると自動販売機や券売機、レジなどもそれに合わせて作り替えなければなりません。すると、そこに仕事が生まれます。これを機会に、古い自動販売機を新しいものに入れ替えようと思う人も出るかも知れませんし、古い機会でも新しいお金が使えるようにするための製品なども登場するかも知れません。

いろいろな仕事を考え出して、生み出すことができる「刺激」を与える事ができるのです。

新しい500円玉、そして新しいお札。早く手にしてみたいですね。

参照: 財務省

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ともすた編集部

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