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SDGsという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

学校や職場・メディアなどでも扱うことが増えてきたため、多くの方が身近なものだと感じているかもしれません。

とはいえ、

  • 具体的な内容についてよくわからない
  • 難しい言葉が並んでいて困る

と思っている方もいることでしょう。

そこでこの記事では元小学校教諭の筆者が、お子さんにも分かりやすいようにSDGsについて詳しく解説をしていきたいと思います。

3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。

SDGsとは?

SDGsは「持続可能な開発目標」のことをいいます。

漢字が多く、かなり難しく感じるかもしれません。

最近、世界中で機械が増えたりテクノロジーが増えてコミュニケーションがしやすくなるなど便利になってきました。

以前はとても時間がかかっていたことでも、PCなどを使って簡単に作業を済ませることができるようにもなっています。

これらは、とても良い面だといえます。

しかしその反面、環境が汚れてしまったり発展途上国などが置いてきぼりになってしまっていることも増えてきました。

そこで、世界中で同じ目標を掲げて一緒に達成していこうとしたものが「SDGs」です。

SDGsでは、15年間という期間の中で達成するべき目標が具体的に定められています。

SDGsよりも前にあったMDGs

実は、SDGsよりも前に似たようなものとして「MDGs」がありました。

MDGsについても具体的な目標が定められていてしっかりと取り組みがされています。

特に「貧困」や「教育」などには成果があったので、良い部分も多かったのです。

しかし、MDGsは発展途上国に向けた目標ばかりになっています。

例えば、「極度の貧困の撲滅」「乳幼児死亡率の削減」などが挙げられます。

こういった目標に対して一部の国から「偏っているのではないか?」という意見が出たため作られたのがSDGsです。

SDGsでは、発展途上国に限らず先進国にも当てはまるような目標が掲げられています。

「世界中の人を誰も取り残さない」ということを大切にして作られています。

目標とターゲットについて

では、具体的にSDGsにはどんな目標やターゲットがあるのでしょうか。

以下で詳しく解説していきたいと思います。

17の目標

まず、SDGsには17個の目標が設定されています。

具体的には、以下の通りとなっています。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう

たくさんあるので、覚えるのが難しく感じるかもしれません。

しかし、上記の目標は大きく4つに分けることができます。

「社会のこと」「経済のこと」「環境のこと」「枠組みのこと」です。

枠組みというのは、目標全体のことを表しています。

上記の4分野を覚えておくだけでも、SDGsがどんな内容に力を入れているのかがわかるはずです。

169のターゲット

17の目標について挙げましたが、ざっくりしていて分かりにくい部分もあるのではないでしょうか。

SDGsがどんなものなのかは分かるものの、実際に1人ひとりがどのように行動すれば良いのか理解しにくいです。

そこでSDGsではより具体的に取り組みやすくなるように、目標とは別に169個のターゲットを設定しています。

例えば「貧困をなくそう」の目標に対しては「2030年までに1日1.25ドル未満で生活する人々の貧困を終わらせる」というターゲットを作っています。

ただ「貧困をなくそう」という目標があるよりも具体的なターゲットがあった方イメージしやすいはずです。

「どれくらいの時間で、どういった人たちに向けて、どんなことをしていくのか」などが具体的に書かれているのがターゲットです。

さらにSDGsでは、ターゲットの下に232の指標まで設定しているのです。

SDGsはかなり細かい部分まで作られていることが分かるはずです。

目標はどれくらい大切なのか

上記で挙げた17の目標はどれも大切なものです。

しかし、それぞれの目標がどれくらい大切なのかの度合いは異なっています。

それらを具体的に表しているのが「SDGsウエディングケーキ」です。

まず土台となっているのが「環境」です。

環境がしっかりしていなければ、人は安全に過ごすことができませんね。

そういったことからも、まずは環境に目を向けて目標を達成することが第一優先とされています。

次に意識するべきなのが「社会」に関する項目になります。「社会」については17の目標のうち教育や貧困などの内容が当てはまります。

しっかりと環境が整い、人が生活できるようになったら「社会」のことにも目を向けていく必要があります。

さらに、「社会」が整備された後には「経済」にも意識を向けていきます。

しっかりとした社会の中で経済活動を行うことで、世の中に良いものがどんどん生み出されるようになってくるのです。

最後に「SDGsウエディングケーキ」のトップにあるのが「パートナーシップ」です。

「環境」「社会」「経済」それぞれの目標を達成することで世界中の人々がパートナーとなることができるとされているのです。

日本での取り組み

SDGsは日本でも積極的に取り組まれています。

とはいえ、世界に向けた目標がすべて日本にも当てはまるとは限りませんよね。

そこで日本では独自に「8つ」の優先課題を設けています。

「健康」や「長寿」にフォーカスしているのは日本の特徴ともいえます。

比較的モノが多く先進国でもある日本では、生活習慣病などになるリスクもあります。

そういった中で上記のような目標があるのはオリジナリティがありますね。

また目標の改定も行われていて、ジェンダーや防災に関する内容が付け加えられたりもしています。

しっかりとSDGsに向き合いながら進められていることがわかります。

企業とSDGs

また、企業でもSDGsへの取り組みはたくさん行われています。

企業がSDGsに取り組み始めれば、仕事内容が変わってしまうこともあります。

手間がかかるのではないか?と感じるかもしれません。

しかし、企業がSDGsに取り組むことにはたくさんのメリットがあります。

1つは「企業の印象」です。

どの企業もイメージを良くしたいという思いがあります。

イメージが良ければ多くの方に安心して商品を買ってもらうことができます。

反対にイメージが悪ければお客様の信用を得ることができなくなってしまいます。

そこで企業のイメージアップを図るきっかけとして、SDGsを使っているところは多くあります。

SDGsなどへの意識をもつことで、人材も集まりやすくなるのでより優秀な人を採用しやすくなります。

結果として、企業も大きく成長していくことができるのです。

身近にできるSDGs

では、実際にSDGsに取り組む上でどんなことをすれば良いのでしょうか。

国や企業での取り組みを挙げましたが、自分たちで出来ることはないか?と気になっている人もいるはずです。

簡単にできることとしては、以下のことが挙げられます。

  • マイバックを用意する
  • 認証マークのついているものを買う

主に買い物などの機会でできるはずです。

最近になってレジ袋が有料化されました。マイバックを用意することは節約につながるだけでなく環境のためにもなるのでたくさんのメリットがあります。

また、認証マークのついている商品を購入することでSGDsにも大きく貢献することが可能です。

1人ひとりの小さな心がけも大切です。

SDGsの目標1: 貧困をなくそう

「貧困」という言葉については、多くの方が耳にしたことがあるはずです。

とはいえ、実際にどれくらい貧困の人がいるのかというのは知らないかもしれません。

具体的には、世界の10人に1人(約7億人程度)が貧困に該当するといわれています。

10人に1人というのは、日本人のAB型の割合とほぼ同じです。

こう考えると、かなり多くの方が貧困に悩まされているというのが分かるのではないでしょうか。

貧困というとアフリカなどの発展途上国を中心に起きていると感じるかもしれません。

しかし、日本のような先進国でも普通に起きていることです。

「自分とは関係ない」と思わずに、誰もがしっかりと向き合っていく必要のある問題なのです。

では、貧困になると具体的にどんなことが起きるのでしょうか。

「食事をとれない」「きれいで安全な水を飲むことができない」「病院に行くことができない」といった命に関わる問題が起きてしまいます。

また子どもへの影響はさらに大きく、「教育を受けることができない」「幼い頃から働く必要がある」といった問題が起きてきます。

日本に住んでいれば、いくら貧困であっても水が飲めなかったり食事を取れなくなったりするようなことはあまりないかもしれません。(貧しい人を守るために「生活保護」という制度もあります。)

しかし、国によっては命の危険と隣り合わせのケースもあるのです。

また子どもの教育は将来のためにも重要ですし、発達途中の子どもに重労働をさせることはとても危ないです。

小さな子供を守るためにも、今すぐ貧困をなくしていく必要があります。

貧困が起きる原因

では、実際にどんなことが原因で貧困が起こるのでしょうか。

以下に具体的なケースを挙げてみました。

もちろん、日本も例外ではありません。

仕事を失った

1つは仕事を失ってしまうケースです。

生活をしていくためには、仕事をしてお金を得る必要があります。

仕事がなくなってしまえばお金が入らなくなるので、貧困につながりやすくなりますね。

一昔前では「大企業や公務員は安定している」ともいわれていました。

しかし最近ではどの企業も倒産するリスクがあります。

日本もこれから経済大国であるとは限りません。

コロナウイルスによって、失業をした人も出ています。

そういった意味では誰もが「仕事を失う」可能性があり、貧困と隣り合わせであるといえます。

離婚をした

他には、離婚が原因となるケースもあります。

離婚をすれば、もともと共働きの夫婦などは収入が減ってしまいます。

専業主婦だった方も、働く必要が出てきます。

お子さんがいれば、どちらかが引き取ることになるので1人で自分と子どもの生活費を賄わなければなりません。

十分な収入のある方であれば良いですが、なかなかそういう人ばかりではないでしょう。

実際に、離婚などをきっかけとする「ひとり親」の貧困は多くあります。

災害が起こった

災害についても、貧困の原因となります。

例えば、台風によって住む場所がなくなってしまうこともあります。

国によっては、災害がきっかけで感染症が広がってしまうこともあります。

普段から防災などを心がけていくことは大切ですが、自然災害などは避けられないことも多くあります。

いつ・どこで起こるか分からないので、誰もが向き合う必要のあるものだといえます。

具体的なターゲットについて

では、SDGsでは実際にどんなターゲットが定められているのでしょうか。

具体的には、以下の項目となっています。

  • 2030年までに「極度に貧しい」暮らしをしている人を、世界中でなくしていく。
  • それぞれの国の基準に合わせて、いろんな面で貧しいと言われている人々(ユニセフによる原文では「男性・女性・子ども」)の割合を半分減らしていく
  • 人々の生活を守る仕組みや対策づくりを行う。2030年までに貧しい人や弱い立場の人が守られるようにする。
  • 2030年までにすべての人が平等に生活で必要な基礎的サービスを使えるようにする。土地や財産を所有し、新しい技術や金融サービスも使えるようにする。
  • 貧しい人や弱い立場の人の、自然災害や経済のショックなどを減らしていく。自力で生活を立て直せるような力をつける。
  • 発展途上国や開発の遅れている国で貧困をなくすために、さまざまな方法で資金を集める
  • 国や世界中で貧しい人、男女の違いを考えていろいろなアイディアを作る。貧困をなくすことにもっと資金を増やせるようにする。

基本的には、貧しい人に寄り添うことをターゲットとしています。

注目すべきなのが、最初の項目で挙げた「極度に貧しい」人についてです。

「極度に貧しい」というのはどれくらいの人だと思いますか?

このターゲットが作られたときには、「1日に使えるお金が約135円未満」にあたる人だとされました。

500mLのペットボトルでも、大体1本150円程度で売られています。

そう考えるといかに貧しい人がいるのかというのがイメージできるのではないでしょうか。

しかも、この135円の中に食事や電気、住む場所などがすべて含まれています。

明らかに生活をしていくのが難しいことがわかるはずです。

貧困によるリスク

では貧困が起きると、どんなリスクが起きるのでしょうか。

先ほどまで挙げた「病気」「食事」などの問題もあります。

しかし、さらに大きな問題として戦争や紛争が起きやすくなることが挙げられます。

戦争や紛争が起きることによって、貧困になる人の数が増えやすくなります。

また、命を失う危険も出てきます。

そういった意味では、多くの問題が一気に出てくるといえるでしょう。

「貧困をなくそう」の意味

「貧困をなくそう」が作られた目的として、地球を持続させていくのが人であるという考えがあります。

たくさんの動物の中でも、人間はいろんなことを考えて行動することができます。

これまでも人間の力によってたくさんの進化を続けてきました。

しかし、貧困が起こっているようでは地球のことを考える余裕すらなくなってしまいます。

地球のことよりもまず自分の生活のことを考えなければいけなくなってしまいます。

貧困によって心が不安定になれば、地球のために行動したいとは思いませんね。

そういったことからも、まずは人の命を大切にしていこうという気持ちが込められています。

すぐにできること

貧困をなくすために私たちはどんなことをすれば良いのでしょうか。

1つは、シングルマザーなどのひとり親が働きやすい環境づくりを行なっていく必要があります。

最近では託児所つきの職場もあります。子育てと両立できるように勤務時間が自由になっているケースもあります。

徐々に増えてきてはいますが、今後のためにもさらに取り組みを進めていけると良いですね。

また、募金活動に参加するのも良いです。

駅前など身近なところで募金活動を行なっているのを見たことがある方も多いと思います。

募金はハードルも低いですし、誰でも気軽に参加できるという点ではとても良いものだといえます。

SDGsの目標2:飢餓をゼロに

飢餓とは?

飢餓は長くにわたって食べ物を手に入れることができないことにより、栄養不足になることを指します。

生きることや、より良い生活が難しくなるという意味で大きな課題となっています。

最悪の場合命を落としてしまうこともあるため、全ての人が飢餓を解決をするために向き合わなければいけません。

実際に、この「飢餓」について世界中でどれくらいの人が苦しんでいると思いますか?

8億人に1人の人が苦しんでいるといわれています。(約10人に1人程度)

これだけ多くの人が飢餓となっているのならば、食料不足を解決するためにもっと生産しなければいけないと感じるはずです。

しかし後ほど詳しく説明しますが、生産している食料は十分に足りているのです。

問題はたくさんの食料が廃棄されていることにあります。

目標2のターゲット

飢餓を解決していくために、SDGsでも具体的なターゲットが定められています。

以下で具体的に挙げてみました。(※一部省略)

  • 2030年までに飢餓を撲滅し、貧困層や脆弱な立場の人が安全で栄養のある食料を取ることができるようにする。
  • 2030年までにあらゆる形態の栄養失調を解消して若年女子・妊婦・授乳婦・高齢者の栄養ニーズに対処する
  • 高付加価値や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスを通じて小規模食料生産者の農業生産性や所得を倍増させる。
  • 2030年までに生産性を向上させて持続可能な食糧生産システムを確保する。
  • 国際的合意に基づき、遺伝資源や関連する伝統的な知識へのアクセス、および利用から生じる利益の公正な配分を促す。
  • 農村インフラ、農業研究・普及サービス技術開発などの投資の拡大を図る。
  • 世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正・防止する。
  • 食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。

少し難しい言葉が多く並んだように思えるかもしれません。

大切なのは「適切な援助を行うこと」と「自分たちで生産できる能力をもってもらうこと」です。

やはり、飢餓で栄養失調や命を落としている人が出ている現状はすぐにでも無くしていかなければいけません。

そのためにも、2030年という具体的なゴールを決めて積極的に支援をしていくわけです。

どんな人に対して支援をするのかも詳しく書かれているので、より取り組みやすくなりますね。

そしてもう1つ大切になってくるのが、途上国が自分たちで生産できるようにしていくことです。

以前に比べて技術も高まっているので、「輸入」についてスムーズに行えるようになってきています。

とはいえ、いつまでも安定して他の国から輸入できるとも限りません。

自分たちの力で食料を作れるようになることも、大事になってきます。

そこで、よりたくさんの食料を作るために積極的に投資していくことが必要とされているのです。

飢餓の原因

では、飢餓にはどんな原因があるのでしょうか。

今回は代表的な3つの原因について、紹介していきたいと思います。

気候

1つは「気候」によるものです。

日本でも津波や地震については、聞いたことがある人も多いと思います。

しかし上記以外にも、世界には「洪水」や「干ばつ」などのさまざまな災害があります。

飢餓に苦しんでいる多くの人は、こういった災害の起こりやすい地域に住んでいるのが特徴です。

災害によって農作物がダメージを受けてしまうのはもちろんですが、家がなくなったり仕事を失ってしまうことも起こります。

ものを買うためのお金もなくなってしまうので、飢餓が起こりやすくなってしまうのです。

農業の状態

上記でも少し触れましたが、十分に農業ができないという現状もあります。

先進国では、広い土地で機械を使いながら作業をしているケースもあります。

しかし飢餓が起きている国ではこうした技術がなく、しっかりとした生産量が確保できていないこともあります。

これによって、十分な食料が行き届かないのです。

また、農作物を作るだけでなくそれを運んだり長い間保存しておくための技術もなかったりします。

そういったたくさんの要因が絡んで飢餓に繋がっていることもあるのです。

紛争

紛争も飢餓の大きな原因となります。

国によっては、紛争が原因で人口の半数以上が飢餓状態になっている地域もあります。

紛争によって農地や家などがダメージを受けてしまうことがあります。

これによって「飢餓」が起きてしまうことは想像しやすいと思います。

しかし、直接的な被害を受けていない人も今後のことを考えて避難をしなければいけません。

家や農業をするための土地も捨てることになりますね。

そのため、結果的に多くの人が飢餓になってしまうのです。

飢餓をなくす方法

飢餓をなくしていくために、私たちが取り組めることはどんなことがあるのでしょうか?

まず、優先的に取り組むべきなのが「食品ロス」をなくしていくことです。

世界では、「25.34億トン」の穀物が生産されています。

しかし私たちが実際に必要な穀物は、上記の半分程度で済むのです。

余るくらいたくさんの食料があるのに、飢餓があるのは不思議な話ですね。

ここで、大切なのが「食品ロス」です。

まだ食べられるのにも関わらず捨てられてしまっている食料がたくさんあるのです。

この食料を飢餓で苦しむ人に届けられれば、かなり状況は改善されますね。

過剰な生産をやめたり、流通ルートを整備することは大切です。

また、1人ひとりが食品ロスをなくすための意識をもつことも大切になってきます。

身近にできることとしては、食べ物を買う時に消費期限の近いものを選ぶのも1つです。

他には、「賞味期限」と「消費期限」の違いを知っておくことも大切です。

賞味期限は「おいしく食べられる期限」されています。

そのため、賞味期限が切れたからといってすぐに捨てずに食べることも大切です。

飢餓に対しての取り組み

飢餓をなくすために、さまざまな取り組みもされています。

今回は、代表的なものを2つ紹介したいと思います。

「TABLE FOR TWO」

TFTは加盟しているレストランや食堂のメニューから20円が発展途上国の給食として届けられる取り組みです。

発展途上国では給食が1食「20円」といわれていますので、TFTで食べると1人分の食事を寄付していることになります。

また、先進国では食べ物の過剰摂取による「生活習慣病」なども問題とされていますね。

しかし、TFTのメニューは健康に配慮した体にやさしいものとなっています。

たくさんの人にメリットのある取り組みだといえますね。

最初は日本から始まりましたが、現在は日本以外でも多くの国で「TABLE FOR TWO」は行われています。

「tabeloop」

現在、食料の作りすぎや採れすぎによる廃棄量はとても多くあります。

その改善を始めたのが「tabeloop」という企業です。

最初は賞味期限が近くなったお菓子を集めて販売することで食品ロスを減らしていました。

しかしお客様の声によって、お菓子に限らずさまざまな食品へと取り組みを広げています。

三方向へのメリットが世界に影響を与える

1つの取り組みが、たくさんの人にメリットをもたらすというのは重要なことです。

例えば「TABLE FOR TWO」の取り組みを例に挙げると、メニューが注文されることでレストランや食堂の利益になります。

それだけでなくヘルシーなメニューで食べた人も健康になることができます。

さらに、発展途上国の子どもまで食事をすることができます。

1つの取り組みでできるだけたくさんの人が幸せになれるように考えることはとても重要です。

より効率的にSDGsを進めていくためにも、上記の視点をもってみるのも良いかもしれません。

SDGsの目標3: すべての人に健康と福祉を

今回は、目標3について解説をしていきます。
「健康」や「福祉」については、充実していない国があることで世界中でも大きな課題となっています。

まず、健康というと皆さんはどんなことを考えるでしょうか。
病気にならず、いつでも動けるような状態を考えている人が多くいるかもしれません。
しかし、SDGsで示している健康は上記のような体に関わることだけに限りません。
精神的なものや社会的なものも含まれています。

例えば日本に置き換えてみると、保険も充実し病院もたくさんありますので体の悪いところがあれば比較的簡単に医療を受けることができます。
しかし職場での人間関係に精神をすり減らしていたり、社会的なものでいうとアジア人に対する差別もあったりします。
こういった意味では、日本もまだ健康面では充実していない部分があるといえます。

反対にアフリカなどでは、日本では当たり前に受けられる医療サービス(福祉)がないために身体的な健康を損なっているケースもあります。
世界中の人が広い意味で健康や福祉を充実させていくことが課題だとされているのです。

乳幼児の死亡率について

特に注目すべきなのが、「乳幼児の死亡率」です。
日本では以前まで、肺炎や感染症によって亡くなってしまう赤ちゃんがいました。
しかし、最近では医療体制の進歩によって死亡率は大きく下がっています。
とても小さな未熟児の赤ちゃんが、カゴのようなものに入れられて医療を受けているのを見たことはありませんか?
そういった高度な技術は、死亡率の低下に大きく貢献しています。
現在、日本の乳児や新生児の死亡率の低さは世界トップレベルだといわれています。
かなり恵まれている環境だと考えて良いでしょう。

一方で、たくさんの乳幼児が亡くなっている国もあります。
5才になるまでに亡くなっている子どもは、1年で560万人程度いるといわれています。
そのうちの8割が、アフリカにある発展途上国となっているのです。
病気を防ぐための健康管理の方法は多くあります。
その中でもよく聞くのが「手洗い・うがい」ではないでしょうか。
幼稚園などでもしっかりと習うと思います。

しかし、予防の代表的なものである「手洗い・うがい」ですらできない国もあります。
このような問題もあって、発展途上国では5歳未満で亡くなる子どもの数が日本の44倍程度もあると言われています。

目標3のターゲット

では、目標3にはどんなターゲットがあるのでしょうか。
実際に以下で挙げてみました。※一部抜粋

  • お腹に赤ちゃんがいるときや出産の時に亡くなる母親を10万人につき70人まで減らす。(2030年まで)
  • 5歳までに命を無くす子どもを1000人につき25人まで減らす。乳幼児や子どもが予防できる病気で命を落とさないようにする。(2030年まで)
  • 伝染病を減らし、肺炎などの対策を進めていく。
  • 心の健康や福祉対策なども進めていく。
  • 薬物やアルコールの乱用を防いで治療を進めていく。
  • 交通事故の死者や、けがを減らす
  • 保健サービスや出産に対する情報を得られるようにする。
  • 保健サービスや薬、予防接種などを手軽なお金で受けられるようにする。
  • 化学物質や大気汚染などの病気を減らす。
  • たばこに関する条約が進められるように取り組みをする。
  • 途上国でのワクチンや薬の開発を助ける。安く気軽に薬やワクチンを購入できるようにする。
  • 発展途上国や開発が遅れているところで予算や職員の人数、研修などを増やす。
  • 危険な状態になった時には、すばやく知らせたり対応できるようにしていく。

防げる命もある

健康でいられないために、たくさんの人が命を落としていることはこれまでに述べてきました。
しかし、これらの多くが本来は防ぐことが可能です。
防ぐためには「福祉」をしっかりと充実させていく必要があります。
そのうちの1つが「予防接種」です。
例えば、現在「下痢」で入院している子どもの半数近くは「ロタウイルス」が原因とされています。
しかし、ロタウイルスに関してはワクチン接種をすることが可能です。
そのほかにも破傷風や百日咳などのワクチンについてもすでに開発されています。
世界中でもほとんどの子どもが接種していますが、いまだに受けられずに命を落としているケースもあります。

私たちができること

では、私たちができることにはどんなことがあるのでしょうか。
身近なことでもたくさんありますので、以下で解説していきたいと思います。

手洗いうがい

1つ目は、手洗いうがいを徹底することです。
最近ではコロナウイルスのこともあって、より行う人が増えてきたはずです。
手洗いについては、爪先や手首など細かいところまで入念に行うことで高い効果が期待できます。
子どもが楽しく手洗いができるように「歌」も作られています。
学校などでも積極的に導入されていますね。
また、うがいに関しても市販のうがい薬などを使うことでさらに予防をすることができます。
定期的に行いながら健康管理をしていきましょう。

母子手帳

母子手帳を持っていることで、より良い健康サービスを受けることができるようになります。
これまでの病気がしっかり記録されているので、早く発見できる上に効率的なサポートを受けられるようになるのです。
その動きは世界中に広がっていて、難民などに向けても母子手帳が発行されています。
避難した先であっても、母子手帳をもっていることでこれまでと引き続き医療を受けることができるようになっているのです。

募金

日本では福祉が充実してきていますが、世界的にみると不十分なところも多くあります。
そこで重要なのが「募金」です。
「自分が少し募金しただけでは何も変わらない」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、70円で栄養パウダーが30袋買えたり500円程度で注射器が100本買えたりします。
小さな心がけでたくさんの人の命を救うことができるのです。
ぜひ積極的に取り組んでいきたいですね。

健康診断を受ける

健康診断もしっかりと受けるようにしましょう。
定期的に受けることで、「早期発見・早期治療」に繋がっていきます。
メリットはとても大きいです。
サラリーマンなどであれば、会社で義務付けられているケースもあるので比較的多くの方が受けているのではないでしょうか。
しかし、個人事業主の場合は自分で管理をしなければいけないので注意が必要です。

食事や睡眠、運動に気を遣う

1番身近で取り組みやすいのが「食事・睡眠・運動」ではないでしょうか。
身体面ももちろんですが、精神的にもたくさんの効果があるのが特徴です。
栄養バランスの取れた食事をすることで生活習慣病を予防することができます。
また、質の高い睡眠をすることで疲労を回復することができます。
最近では寝る前までスマホを見ている人もいますが、ブルーライトで良い睡眠が取れなくなることがあります。
健康のためにも正しい睡眠習慣を心がけましょう。
また、定期的な運動をすることも健康には大切です。
一言で運動といっても、「有酸素運動(ランニングなど)」と「無酸素運動(筋トレなど)」があります。
自分に合っているものを選びながら、定期的に取り組んでいけると良いですね。

目標4 「質の高い教育をみんなに」について解説

SDGsの目標4は、「教育」にフォーカスしたテーマになります。

日本では、小学校や中学校が義務教育として定められています。

教科書などについても無償で配布されることから、誰もが気軽に教育を受けられるのが特徴です。

しかし、世界中の誰もが教育を受けられているわけではありません。

貧しさによって、教育よりも働くことが優先されているケースもあります。

他にも、性別や障がいなどが理由で教育の機会がなくなっていることもあります。

そのような現状をなくしていくためにも、誰もが質の高い教育を平等に受けられるようにするのが「目標4」で定められていることです。

私たち日本人が比較的しっかりと教育を受けることができているので、教育が受けられていない状況を考えるのは難しく感じるかもしれません。

しかし適切な教育を受けなければ、生きていく上で大変なことも多くなります。

最低限の教育は、誰もがしっかりと受けておくべきものなのです。

なぜ教育を受けることができないのか

では、なぜ十分な教育を受けることができないのでしょうか? さまざまな理由がありますので、以下で3つに分けて紹介していきたいと思います

①国の事情

1つ目は、国の事情によるものです。

十分な教育を受けられない地域では、他の国と比べて遅れをとっている部分が多くあります。

例えば、しっかりとした医療を受けられなかったり衛生状態が良くなかったりします。

そうすると、さまざまな病気にかかるリスクも高くなるのです。

自分が健康でなければ勉強をすることはできませんので、病気によって教育の機会を奪われていると考えて良いでしょう。

②親・家庭の事情

2つ目は親や家庭の事情によって学校に行けないケースです。

日本では学校で学ぶことが、どれだけ大切なのか知っている親が多いはずです。

学校以外にも塾や習い事などを行わせる親も多いので、小さい頃に教育を受けさせることは浸透しています。

しかし、国によっては教育がそれほど大切ではないと考えている親もいます。

学校に通わせる時間があるのならば、その分働いてもらった方が良いと思われていることもあるのです。

また、兄弟の世話をしなければいけないケースもあります。

貧しい家庭であれば、両親が働かなければ生活が成り立たないことがありますね。

両親が働いている間は小さな子の面倒を見る人がいなくなってしまうので、結果的に兄弟が行わなければなりません。

家のことを手伝い、教育を受ける時間が取れなくなってしまうのも原因になります。

他にも、家庭が貧しく教育を受けられない場合もあります。

このような家庭では、生活していくのに精一杯なので子供に教育を受けさせる余裕がなかったりします。

③社会の事情

3つは社会の事情によるものです。

親がどれだけ教育を受けさせたいと思っていたとしても、社会的に十分な環境がなければ難しかったりします。

例えば、近くに「学校がない」というケースがあります。

日本では学区が決まっていて、ほとんどの人が近くの学校に通えるようになっています。

しかし、国によっては学校までの距離が遠すぎるために行けないこともあるのです。

こうした状況を改善するためには、近くに学校を建てるなどの工夫が必要になります。

また、先生がいないこともあります。

教育を受けることができなければ、当然学校で勉強を教えられる人もいなくなってしまいます。

その他にも国のお金がないために、先生の給料を払えていないケースもあります。

目標4のターゲットについて

では、上記の問題を解決するためにSDGsではどんなターゲットを設定しているのでしょうか。

以下に詳しく挙げました。※一部抜粋

  • 無償かつ公正で質の高い教育を修了できるようにする
  • 初等教育を受ける準備が整うようにする
  • すべての人々が質の高い技術教育や職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする
  • 雇用働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を増加させる。
  • 脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
  • 読み書き能力及び基本的計算能力を身につけられるようにする。
  • 全ての学習者が持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
  • 安全で非暴力的、包括的、効果的な学習環境を提供できるようにする
  • 先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を増加させる
  • 質の高い教員の数を増やす

上記で、より具体的なターゲットが定められていることがわかります。

どの項目についても「2030年までに」という具体的な期間が指定されているので、すぐにでも取り組んでいく必要があるというのが分かりますね。

教育を受けて変わること

教育と聞くと、「勉強」というイメージを持つ方も多いと思います。

しかし、勉強は多くの社会的問題を解決していくことにも役立ちます。

国連事務総長によると、教育によって主に6つの問題が解決するといわれています。

  • 貧困
  • 発達阻害
  • 子どもの死亡率
  • 出産時の死亡率
  • 児童婚や早すぎる妊娠
  • 収入

貧困については、教育があれば「1億7100人程度」が抜け出すことができるといわれています。

また出産時の死亡率や児童婚、早すぎる妊娠については半分以上が解決するとされています。

たくさんの面で改善されていくと考えられます。

しっかりとした教育を受けることで、生活面でも多くのメリットが出てくるのが特徴です。

仕事よりも勉強がしたい子もいる

上記で、学校に行かず家庭を優先しているケースがあるということは述べました。

しかし、子どもの中には勉強をしたいと考える人も多くいます。

日本では勉強をするのがあまり好きではない人もいますし、学校が楽しくないと感じているお子さんもいるかもしれません。

しかし、十分な教育を受けられているというのはかなり恵まれているともいえます。

例えば、お子さんが理科の勉強がとても好きだとします。

学校で教育を受けることで、より知識を深めることができますね。

場合によっては、習い事として科学教室などにも通うことができるでしょう。

しかし、どれだけ理科が好きだったとしても教育が受けられなければその才能を活かすことも難しくなってしまいます。

環境が整っていない地域では独学で勉強を進めているケースもありますが、まだ十分とは言えません。

教育が受けられないと起きること

では教育が受けられなければ、どんなことが起こるのでしょうか。

代表的なものは「字が読めなくなる」ということです。

世界では7億7000万人程度の人が字の読み書きができないとされています。(15歳以上)

日本では国語の時間などを中心に、しっかりと言葉を学習していきますよね。

字が読めないことは多くの危険が伴うことになります。

例えば、家を借りる際の契約書を読むことができないためにトラブルに巻き込まれやすくなります。

また薬の注意書きなども読めないので、大変危険です。

日常生活を安全に過ごすためにも、教育はとても大切なものなのです。

まとめ

SDGsの目標4は教育に焦点を当てたものでした。

教育が行き届くように、世界中でもたくさんの取り組みが行われています。

たとえば、「みんなの学校プロジェクト」は援助に頼らず現地の人が自主的に運営をしていこうというものです。

徐々に改善が見られるものの、今のペースで取り組みを行ったとしてもあと35年はかかるといわれています。

SDGsでの活動も合わせることで、より早く多くの人に教育を届けていく必要がありますね。

募金活動など私たちが身近にできることもあるので、取り組んでみるのも良いかもしれません。

目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」について解説

SDGsの目標5はジェンダー平等についてです。

ジェンダー平等はすべての人が幸せに生きていくために必要不可欠なものです。

とはいえ日常生活の中では、まだまだジェンダーに関する問題があります。

「男の子だから」「女の子だから」という性別で嫌な思いをした経験がある方もいるかもしれません。

例えば、「男の子は青・女の子はピンク」というように色を決められてしまうことがあります。

また、「男の人は強くなければいけない・女の人はおしおやかでないといけない」といった間違った先入観もあるでしょう。

こういった性別での判断をなくし、ジェンダー平等を実現していくのが目標5の内容となっています。

国によっては、多くの面でジェンダー平等を実現しているケースもあります。

しかし、まだまだ不十分な国も多くあります。

この記事では、より詳しく解説をしていきたいと思います。

女性差別の現状

ジェンダー平等が実現できていないことにより、特に女性が辛い思いをしていることが多くあります。

具体的に3つの場面について解説をしていきたいと思います。

研究

1つ目は研究についてです。

特に科学の分野で女性の割合がとても低いことが問題とされています。

先進国のデータを見ても、ほとんどの国が女性の割合で50%に満たないということがわかっています。

日本を見ると、年々女性の研究者が増えてきてはいるものの15 %程度にとどまることがわかっています。

「理系の分野では女性が少ない」というのは多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。

実際のデータとしても、しっかりと表れているわけですね。

女性の研究者が少ない理由としては、出産や育児などに対する配慮が不十分であるからといわれています。出産や育児をする際には、一時的に研究を離れなければいけなくなります。

しかし、この期間が業務評価を下げてしまうことになりレベルの高い学位を取ることが難しくなっているといわれているのです。

結婚や妊娠

国によっては、望んでいないのに低年齢で結婚をしなければいけないケースもあります。

女性の役割が「結婚をして子供を育てて、男の人を支える」という価値観があるためです。

出産をした後には、子育てに専念しなければいけないことも増えますよね。

実現したい夢ややりたい仕事があるにも関わらず、結婚や出産によって幼い頃から夢が絶たれてしまう女の子もいます。

結婚によって、小学校の教育ですら受けられていないケースもあります。

性別問わず、誰もが明るい将来をもてるようにしていく必要がありますね。

望まない結婚や出産を無くして、女性が社会に積極的に参加できるようになれば経済的成長率もどんどん上がっていくといわれています。

悪しき慣習

現在、およそ30の国でFGM(女性器切除)が行われている現状があります。

中東やアジアの一部の地域ではありますが、伝統であることから受けざるをえないこともあります。

これまでに2億人以上がFGMを受けていて、2030年までに何もしなかった場合さらに1億5000万人以上が受けなければいけないといわれています。

FGMによって、感染症にかかりやすくなったり不妊のリスクが高まったりする危険性があります。最悪の場合死に至るケースもあることからも早く対応しなければいけません。

目標5のターゲットを解説

では、目標5のターゲットにはどんなものがあるのでしょうか。

以下で挙げてみました。※一部抜粋・編集

  • 女の子と女性への差別をなくしていく
  • 女性や女の子への暴力をなくしていく
  • 女性や女の子を売り買いすることをなくす
  • 女性や女の子が傷つく慣習をなくす
  • 無償の仕事(子育てや介護)などが大切であることを、役割分担をしながら認め合えるようにする。
  • 女性が男性と同じように活躍できるようにする。
  • 世界中が平等に性のことや出産の権利が守られるようにする。
  • 女性も男性と同じように財産を持つことができるようにする。
  • IT技術も活用しながら、女性が能力を高められるようにする。
  • 良い政策や効果的な法律を作る。

ターゲットについては、女性について書かれたものが多くあります。

これまで女性の立場がいかに低かったかというのが分かるのではないでしょうか。

法律なども作られていて、少しずつ改善されてはいるもののまだまだ不十分なのが現状です。

2030年に向けて、どんどん取り組みを進めていく必要がありますね。

新しい性別の概念

性別というと、「男性・女性」という2つがこれまでの認識でした。

しかし、新たなものとして「LGBTQ」について知っておく必要があります。

世界には、自分の性別がわからない人や同性を好きになる人なども存在します。

性別については、多様になっているので複雑に感じることもあるかもしれません。

特にマイノリティーな人たちは、世間になかなか受け入れてもらえず辛い思いをしていることもあります。

上記では女性を中心に書きましたが、性的マイノリティーの人についても安心して過ごせるような社会にしていく必要があります。

1人ひとりの心がけがとても重要になってきますね。

日本の現状

では、日本ではジェンダー平等がどれくらい実現できているのでしょうか。

結論から言うと、日本は遅れをとっている国だと言われています。

世界156カ国を対象にした調査によると日本の順位は120位となっていますので、早急に改善をしていく必要があります。

また、分野によって男女平等に差が出ているのも特徴です。

例えば教育などの分野では比較的しっかりと実現できています。子育てや家事と両立している教員などもいますね。

それに対して、政治などではまだまだ男女平等には程遠いです。国会中継などを見ても、女性議員の少なさに驚くのではないでしょうか。

最近では社会的にも、女性管理職を積極的に採用するなどの動きが出てきています。 しかし、まだまだ多くの改善をしていかなければいけません。

自分たちでできること

では、ジェンダー平等を実現するために私たちができることはあるのでしょうか。

実は、身近な心がけをすることで多くの点で改善がされることが期待できます。

以下で挙げてみました。

家庭での分担

1つ目は、家庭での分担です。

「男性は外で仕事をして、家庭のことは女性が行う」という誤った認識が広がっている場合があります。

しかし、性別を問わず男性も家庭のことを行なっていく必要があります。

女性一人が家庭のことをすべて行うとなると、家事や育児は膨大な量になるので大きな負担となってしまいます。

しかし、男性側も家庭のことを行うことで負担を減らすことができます。

それにより、女性も社会進出しやすくなってきます。 まずは生活のありかたを見直してみることで、多くのことが変わってくるかもしれません。

職場の配慮

2つ目は気軽に育休を取れるようにすることや「LGBTQ」の人たちが就職しやすくするように配慮することです。

育休を取ることができないと、子育てと仕事を両立しにくくなってしまうため女性の社会進出が難しくなってしまいます。

最近では、男性が育児休暇を取得できる企業も増えてきていますね。

育休の見直しをすることはとても重要です。

他にも、LGBTQの人たちの4割程度が就職時にハラスメントを受けているという問題もあります。

LGBTQの人へ配慮をすることでたくさんの人材を確保することができます。

また、性的マイノリティーの方々の意見はとても貴重なものです。

職場での心がけでも、ジェンダー平等の実現に近づきます。

まとめ

今回は、ジェンダー平等についてでした。

すべての性別の人が平等に暮らすことができれば、世界中が大きく発展していくことに繋がります。

自分にできる小さな心がけから行っていくのも大切だといえますね。

目標6 「安全な水とトイレを世界中に」について解説

今回は、目標6についての解説です。

「水」というと、みなさんはどんなイメージをもつでしょうか。

飲み水として使うのはもちろん、手を洗ったりトイレで使われたりするなど生活には欠かせないものです。

家庭によっては、掃除の時にも使うことがあるかもしれません。

とても幅広い用途があります。

しかし、安全な水を手に入れるのはとても難しいことでもあります。

日本では、水道の蛇口をひねれば簡単にキレイな水が出てきますよね。

しかし、世界では清潔な水が手に入らず苦しんでいる国も多いのです。

以下で、具体的に解説をしていきたいと思います。

世界中で水の問題に苦しんでいる

冒頭で、世界中の多くの人が水に苦しんでいるということを書きました。

日本と世界では、大きな違いがあります。

日本では上下水道に分かれていますね。

雨水がダムや湖などに溜められて、しっかりと浄水されることによってキレイな水が手に入ります。使い終わった水は下水道に流れます。

下水については最終的に海や川に流されていきます。

しかし、その前に機械でキレイにするので環境を汚す心配が少ないのです。

それに対し、世界を見てみると排水の処理がきちんと行われていなかったり排泄物が混ざっていたりするケースがあります。

トイレについても、清潔ではないために安心して利用することができない状況です。

WHOでは、「1km圏内で一人当たり20リットル以上の水が確保できなければならない」としています。

しかし、実際には8億人以上の人が上記の条件を満たしていない現状です。

すぐに対応をして、問題を解決していく必要があるといえるのです。

目標6のターゲットについて

では、目標6にはどんなターゲットがあるのでしょうか。

以下にリストアップしてみました。※一部抜粋・編集

  • 安くて安全な水を、誰でも簡単に手に入れることができるようにする。(2030年までに)
  • 屋外で用を足す人がいなくなるようにする。
  • 2030年までに水質を改善する
  • 効率良く水が使えるようにして、水不足の人を減らす
  • 協力しながら、水の管理をしていけるようにする。
  • 生態系を守ったり、回復できるようにする
  • 国際協力を増やしながら、開発途上国が対応していけるようにする。
  • コミュニティの参加や強化をする。

上記の内容をみると、水がどれだけ人に影響を与えているかということがわかりますね。

人々はもちろんのこと、ほかの生態系などにも関係していることがわかります。

大切な動物や植物が絶滅しないようにするためにも、取り組みを進めていく必要があります。

病気のリスク

安全な水が手に入らないことによって、特に怖いのが「病気になること」だといえます。

上記でも書いたように、設備が不十分で浄水がしっかりと行われていないことにより問題が起こってしまうのです。

具体的には、下痢やコレラなどが挙げられます。

下痢と聞くと、それほど大したことはないと感じるかもしれません。

しかし、下痢は悪化すると命を落とす危険もあります。

実際に5歳未満では、年間36万人程度の子供が亡くなっています。

コレラについては早いうちに適切な処置を行うことで対応できます。

しかし、発展途上国では医療体制が不十分なこともありますよね。

そのため、しっかりと安全な水を届けていく必要があるのです。

水不足になる危険

安全な水を確保していくことも大切ですが、そもそも水自体が不足していくことも心配な部分です。

上記でも書いたように、普段の生活の中で水は欠かすことのできない大切なものです。

農業や工場などでは、特にたくさんの水が使われています。

1kgの牛肉を生産するためには、数万倍もの水が必要といわれています。

しかし、経済の発展や地球温暖化などの影響で水不足はさらに進むといわれています。

暖かくなって雪の降る日が少なくなれば水はどんどん無くなっていきますよね。

水不足が原因で、7億人もの人が住む場所を失ってしまうといわれています。(2030年までに)

しかし、水不足を防ぐためにできることはたくさんあります。

「トイレのレバーを使い分ける(大小)・風呂の残り湯を洗濯に使う」などは1つの例です。

小さなことではありますが、1人ひとりが工夫することも大切です。

水くみをする人

日本では、水道の蛇口をひねれば簡単に水を手に入れることができます。

しかし、国によっては水を得るために数時間歩かなければいけないところもあります。

それぞれの国で違いはあるものの、1日で1人あたり186Lもの水を使っているとされています。

水はとても重く、1Lあたり1kgの重さがあります。

長時間持ち運びをするのは大きな負担になってしまいます。

さらに問題なのが、女性や子どもの多くが水を運ぶ役割をしていることです。

女性や子どもだと、男性に比べて運ぶのが負担になりがちです。

また水を運ぶことに時間をとられてしまい、お金を得るための仕事ができなかったり教育を受けたりする機会も奪われてしまっているのです。

私たちがすべきこと

では、実際に私たちにはどんなことができるのでしょうか?

一人ひとりの心がけで状況を良くすることができます。

以下に挙げたので、参考にしてみてください。

清掃活動

1つ目は「清掃活動」です。

地域住民などが主体となって、ボランティア活動を行っているケースがあります。

川や海のゴミをなくしていくことで、よりキレイな水を手に入れやすくなります。

ゴミをポイ捨てするのは本当に良くないことです。捨てている人は軽い気持ちで行っているかもしれません。

しかし、それらのゴミが分解されるまでにはとても多くの時間がかかります。

人間はもちろん、海や川に生息する生き物にも大きな影響を与えます。

ポイ捨てをする人がいなくなるのが一番必要ですが、少しでも質の良い水が手に入るように清掃活動を行ってみるのも良いでしょう。

汚水の処理

工場であれば、汚水をしっかりと処理していくことも大切です。

汚れた水がそのまま海や川に出てしまうと、多くの家庭に影響が出てしまいます。

過去には、汚水の影響で約9000万世帯近くの家庭が断水をしたケースもあります。

万が一、汚水が出てしまうと非常に大きな問題となってしまうのです。

また水路を通じて、農作物などにも影響が出てしまいますね。

汚水については法律でも定められているので、比較的問題ないとは思います。

しかし物質ごとに基準が定められているので、注意しましょう。

排水に注意する

生活排水に注意することで、海や川をきれいにすることができます。

家庭でも簡単に実践できることなので、非常におすすめです。

たとえば、フライパンの油などは流す前に拭き取っておく工夫ができます。

お米の研ぎ汁は植物にあげることができますね。

シャンプーを使いすぎないことも良い心がけです。

小さな生活排水が出た場合、薄めて生き物が住めるようにするにはたくさんの水が必要になります。

日頃から注意して取り組んでいくようにしましょう。

世界の取り組み

世界中の人が清潔な水を使うことができるよう「ウォーターエイド」という取り組みもあります。

世界の34カ国で取り組みを行なっています。

ただ水を届けるだけでなく、それぞれの国に合った水の調達方法も考えています。

例えば、「ブルキナファソ」という国では現地にあるタイヤなどで井戸を作るよう提案しています。

現地で作り方を指導することによって、自分たちでたくさんの井戸を作ることができるようになります。

また、トイレの問題についてもワークショップを開催して村の人同士で共有する機会を作っています。

この活動によって、約2110万人の人が安全な水を使えるようになっています。

まとめ

水は人々の生活と大きく結びついているので、早く改善をしていかなければいけないものです。

しかし、まだまだたくさんの問題があるのが現状です。

途上国ほど深刻ではないものの、日本でも水に関する問題があるのは事実です。

1人ひとりがしっかりと向き合いながら、過ごしていけると良いですね。

目標7  「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」について解説

今回は、目標7についての解説です。

エネルギーというと、どんなイメージをもつでしょうか?

仕事をするにも欠かせませんし、小さいお子さんであれば勉強をするにもエネルギーが必要になります。

例えば、電気がつけられなければ文字を読むことはできませんよね。

最近ではタブレットを使って学習をしている人も多いはずです。

タブレットにも電気が必要です。

生活の多くの面で必要とされているのが、「エネルギー」といえます。

しかし今、「エネルギー」についてたくさんの問題が出てきています。

すぐに解決する必要があるとされているのです。

SDGsでも具体的なターゲットが定められて、これから取り組みが行われていくところです。

以下で、詳しく解説していきたいと思います。

エネルギー生産の問題点

現在たくさんの国で生産されているエネルギーですが、いくつかの問題点が出ています。

主に3つ挙げられます。

地球温暖化の原因になる

1つ目は地球温暖化です。

エネルギーを作る方法には、「二酸化炭素を排出するもの」と「二酸化炭素を排出しないもの」があります。

問題となるのが「石炭・天然ガス」などを使った二酸化炭素を排出する方法です。

このままのエネルギー生産を続けていれば、地球温暖化がますます深刻になってしまいます。

地球温暖化が進めばどんどん気温が高くなりますね。

南極の氷が溶けたり、島がなくなってしまうなどの被害に繋がってしまいます。

すぐに解決する必要があるのです。

森林伐採が起こる

2つ目は森林伐採が起きることです。

「エネルギーを作る事と森林伐採で何の関係がある?」と不思議に思う方もいるかもしれません。

森林伐採は主に、南アフリカなどの電気が供給されていない地域で起きています。

電気の代わりに木を燃やして燃料としているためです。

木を燃やせば明るくなりますし、ものを温めたりすることもできますよね。

森林伐採が行われると、植物がどんどん少なくなってしまいます。

植物が減ると光合成が行われず、二酸化炭素が増えてしまうので「地球温暖化」も進んでしまうのです。

安全なエネルギーが手に入らない

日本では、電気などの「クリーンなエネルギー」を使っている人が多くいます。

しかし、世界には安全なエネルギーが使えないために困っているケースもあります。

例えば、エネルギーを生むために「家畜の糞や木炭」などを使うことがあります。

上記の方法は有害な物質が出るのでとても危険です。

実際に、自宅の中で使うことによって1年で400万人近くの人が亡くなっています。

世界中の人にしっかりとエネルギーを届けていくことは大切です。

しかしそれに加えて、誰もが安心して使えるエネルギーを作っていくことも必要なのです。

目標7のターゲット

では、目標7には具体的にどんなターゲットがあるのでしょうか。

以下に挙げてみました。※一部抜粋・編集

  • 安くて信頼できるエネルギーを使えるようにする。
  • 再生可能エネルギーを増やす。
  • エネルギー効率を増やす。
  • エネルギーについてのインフラや技術への投資をさらに行う。
  • 開発途上国などを中心に、持続可能なエネルギーを供給できるよう技術を向上させていく。

ターゲットの中には「開発途上国」というように具体的に出ているので、より取り組みやすいといえますね。

アフリカや南アジアなどを中心に、電気を使えていない地域があります。

特に力を入れて向き合う必要があります。

注目すべき「再生可能エネルギー」

地球温暖化を防ぐために使われているものとして「再生可能エネルギー」が挙げられます。

具体的には「水力・風力・太陽光」などが挙げられます。

地球に優しく、先進国などでも使われています。

また「再生可能」という名前の通り、使っても無くなりにくいのが特徴です。

石炭や石油などからもエネルギーを作ることはできますが、このまま使うと50〜100年程度で無くなってしまうとされています。

その点、再生可能エネルギーは安心して使うことができます。

しかし、再生可能エネルギーにはデメリットもあります。

それは気候などによって手に入るエネルギーの量が変わってしまうことです。

例えば、太陽光発電であれば日が出ていない時はエネルギーが少なくなってしまいます。

風力も風が吹いていない時はエネルギー量が減ってしまいます。

そのためうまく組み合わせたり、普段から無駄なエネルギーを使わないように心がけたりすることが必要になります。

日本の問題点

エネルギーについて、日本が抱えている問題は主に2つあります。

  • 化学燃料を使い過ぎている。
  • エネルギーの自給率が低い。

まず、日本は80%以上のエネルギーを「化学燃料」に頼っています。

先ほども書いたように、化学燃料からエネルギーを作ると二酸化炭素が出てしまいます。

地球温暖化にも繋がります。

化学燃料を少なくして、地球にやさしくするように心がける必要があります。

2つ目はエネルギーの自給率が低いことです。

エネルギーの自給率は国によって違いますが、高い国では100%を超えているケースもあります。

それらの国では、必要なエネルギーを十分に作れていることになります。

しかし、日本では自給率が10%以下にとどまっています。

他の国と比べてもかなり少ない割合だといえますね。

とはいえ、「エネルギーの自給率が低いことはどうして問題なの?」と疑問に思うかもしれません。

答えとしては「他国のエネルギーは、いつまで貰えるか分からない。」といえます。

相手の国際情勢などによって、突然エネルギーが手に入らなくなることもあります。

とても不安定な状況なのです。

加えて、日本ではエネルギーを作るのに「化学燃料」が多く使われています。

主に化学燃料を輸入している中東は、紛争などもあって状況も悪くなりやすいです。

日本も自給率を高めて、しっかりとエネルギーを作れるようにしなければなりません。

企業への支援

企業でも再生可能エネルギーを生み出しているケースがあります。

会社の建物などに、太陽光パネルがついているのを見たことはないでしょうか?

「再生可能エネルギー事業支援」という取り組みが行われていて、企業が作ったエネルギーを国が買い取ってくれる制度があります。

収入となるので、企業にとってメリットは大きいですね。

また地方自治体などの取り組みを検索できたり、個別の相談会なども行なったりしています。

誰でも気軽に取り組むことができるのが特徴です。

個人でできること

では、私たち個人ではどんなことができるのでしょうか。

以下で具体的な例を挙げました。

日常生活の電気に気を配る

1つ目は、「日常生活の電気」に気を配ることです。

電気というと、「工場」などが多く使うイメージがあるかもしれません。

しかし実際は、「家」や「個人店」などが全体の3割近くを占めていることがわかっています。

そのため、1人ひとりが心がければ消費量を大きく減らすことができます。

「自分1人の取り組みで変わるのだろうか?」と不安になるかもしれませんが、エネルギーの問題を自分事として考えていくことは大切です。

交通の工夫

2つ目は交通についてです。

心がけていくことでエネルギーの消費量を減らすことができます。

まずは「アイドリングストップ」です。

最近の車には、「アイドリングストップ」の機能があって停車した時にエンジンも切れるようになっています。

エネルギーを節約できるので燃費が良くなったり、排出ガスが減るので地球温暖化を防ぐことができます。

また、電車やバスなどの「公共交通機関」を使うのも1つの方法です。

1度にたくさんの人を運べるので、エネルギー消費量を減らすことができます。

とても効果的な方法です。

まとめ

今回は「エネルギー」についての記事でした。

世界中の人が、安心してエネルギーを使えるように取り組みたいところですね。

まずは、自分ができそうなことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

まつむし

小学校教諭6年・塾講師3年を経験後、WEBライターに転身。
教育現場にいたからこそ伝えられる温かい記事作りに努めます。